21年10〜12月期兵庫県GDP0.9%増、個人消費4期ぶりプラス 感染一服で

20220329兵庫県GDP

【神戸経済ニュース】兵庫県が29日に発表した2021年10〜12月期の県内総生産(GDP、季節調整済み)は、物価変動の影響を除く実質(2015年基準)が7〜9月期との比較で0.9%増加した。年率換算では3.7%増。2四半期ぶりのプラス成長になった。新型コロナウイルスの感染拡大「第5波」が一服し、9月末で緊急事態宣言が解除されたのを受けて、個人消費が活性化した。

 支出の項目別に見ると、構成比が全体の57.6%を占める民間最終消費支出(主に個人消費)が1.9%増と4四半期ぶりに前期比プラスになった。このほか民間住宅投資が4期ぶりにプラスに転じた。一方で、公共投資などを示す「公的固定資本形成」も3期ぶりのプラスになり、景気の下支えになったといえる。

 生活実感に近いとされる、物価変動を考慮しない名目GDPは5兆5991億円と、20年10〜12月期に比べ1.3%減少した。2四半期連続で前年同期を下回った。21年の年間で名目GDPは21兆8370億円と、20年に比べて0.5%増加した。

 内閣府が9日に発表した日本全体の10〜12月期の実質国内総生産(GDP)改定値は、実質で前期比1.1%増だった。1月の速報値(1.3%減)から下方修正されたが、2四半期ぶりのプラス成長になった。

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