後藤正文さん「ゴミ減量スタートアップに相談したい」 神戸で SDGsDAY

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【神戸経済ニュース】神戸市と兵庫県が19日に開いた「SDGs DAY for Global Challengers」にゲスト出演した人気ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATION(アジアンカンフージェネレーション)の後藤正文さんは、SDGs(国連の持続的な開発目標)を視座に社会課題の解決をめざすスタートアップ各社の事業紹介を聞いて、「スタートアップの人たちに相談したいぐらい。どうやって自分のゴミを減らせるのか」と話し、ゴミ減量や循環型社会への関心を語った。集積所に「ゴミを捨てに行くだけで自分が住んでいる街には、こんなにゴミが出ているんだと思うことがある」と語った。

 執筆活動などを通じて、自らゴミ減量について考えることもあるという。後藤さんは徳島県勝浦郡上勝町の例を紹介した。町がゴミを回収せず、町民が自らゴミを持ち込む処理場でも45種類に分別と、ゴミ出しのハードルを上げることで住民がゴミが実際に減ったことに言及した。一方で「楽器とか音楽にまつわる機材は、修理しながら本当に長く使えるので、ほとんどゴミが出ない仕組み」と指摘。「弦とか金属のゴミは、回収して使うシステムができている」と話していた。後藤さんは司会を務めたディスクジョッキーのmemeさんとの対談で話した。

 「SDGs DAY for Global Challengers」は広く一般向けに、社会課題に取り組むスタートアップ支援について、これまで成果や今後の展望を広報するイベントで、今回が初開催。後藤さんのトークとライブに加え、神戸市と兵庫県が連携して支援するSDGsを軸にした育成プログラムに参加した14社と、国連プロダクトサービス機関(UNOPS)S3iイノベーションセンター・ジャパン(神戸)のプログラムに採用された6社が、短時間の事業紹介(ピッチ)を披露。あいにくの雨模様だっtが、旧居留地の三井住友銀行神戸本部ビル前広場を会場に、街行く人らの関心を集めていた。

 あいさつした神戸市の久元喜造市長は、「優秀でクリエイティブ(創造的)なスタートアップがどれだけいるかというのが、いまグローバル社会の中でどれだけ都市が成長するかというバロメーターになっている」と述べ、神戸市がスタートアップ支援に取り組む意義を強調した。さらに「スタートアップ企業が活発なウクライナと交流を進めようとしていた矢先のロシアによる侵略だった」と説明。「ウクライナへの支援の動きが広がっているのは、本当にありがたいことだ」と語った。(写真はイベント終了後の関係者らによる集合写真。前列左から3番目に後藤正文さん)

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