カルナバイオ、中国での治験開始で50万ドルの一時金 血液がん治療薬で

【神戸経済ニュース】創薬ベンチャーのカルナバイオサイエンス(4572)は18日、新たな血液がん治療薬として開発を進めている薬剤「AS-1763」について、中国で臨床試験(治験)の承認を受けたことで、中国と台湾でのAS-1763の開発・販売権を供与した提携先のバイオノバ・ファーマシューティカルズ(中国・上海市)からマイルストーン(一時金)を受け取ると発表した。金額は50万ドル(1ドル=118円換算で5900万円)で、創薬事業の売上高として計上する。2023年12月期の業績予想に、今回の一時金は織り込んでいなかった。

 カルナバイオは1月に、バイオノバが中国の国家役員監督管理局(厚労省の医薬食品局に相当)に、「AS-1763」の臨床試験開始を申請したと発表していた。これが承認を受けたことで、カルナバイオが一時金を受け取る対象になったという。

 中国と台湾を除いては、カルナバイオが独自でAS-1763の開発を進めている。すでにカルナバイオはAS-1763について、独自の治験をオランダで21年4月に開始。22年には米国でも治験を始める計画だ。これに並行してバイオノバが中国での治験を実施する。

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