ロック・フィールドの今期、純利益一転6%増に上方修正 年末年始など販売好調

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【神戸経済ニュース】総菜大手のロック・フィールド(2910)は3日、2022年4月期の連結純利益が前期比6%増の12億円になりそうだと発表した。従来予想である14%減の10億円から上方修正し、一転の増益見通しになった。新型コロナウイルスの感染拡大が21年10月〜22年1月にいったん落ち着いたことで、都心の百貨店を中心に来店客数が回復。最大の需要期であるクリスマスや年末年始の販売が、従来想定を上回った増収効果が寄与する。

 売上高は6%増の465億円、営業利益は65%増の18億円を見込む。従来予想は456億円、14億円だった。システムによって商品管理を強化した廃棄ロスの低減や、店舗スタッフのシフト管理の徹底など店舗での生産性向上への取り組みも奏功した。ただ足元では工場での電力費の増加や店舗での揚げ油の価格上昇など、物価上昇の影響が徐々に表れ始めているという。このため第4四半期である22年2〜4月の3カ月でみると営業損益で1億8800万円の赤字、最終損益で1億3600万円の赤字を見込む。

 同時に発表した2021年5月〜22年1月期の連結純利益は前年同期比53%増の13億円だった。クリスマスや年末年始の需要好調による販売増と、店舗での生産性向上が寄与し、エネルギー価格上昇の影響などを抑制した。売上高は9%増の359億円、営業利益は2.2倍の20億円だった。

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