神戸製鋼、線材・棒鋼を7カ月ぶり値上げ 4月出荷分から・20年来で5万円以上
- 2022/03/03
- 09:40
【神戸経済ニュース】神戸製鋼所は3日、自動車部品のほか建設機械・産業機械などに多く使われる線材・棒鋼の価格を1トン当たり1万5000円以上引き上げると発表した。4月出荷分から。同社が線材・棒鋼を値上げするのは、2021年9月出荷分に1トンあたり5000円の値上げを打ち出して以来7カ月ぶり。20年10月出荷分に1トン当たり1万円の値上げを実施して以来、累計で5万円以上の値上げになる。今後は問屋やメーカーなど販売先に説明して理解を求め、値上げを浸透させる。
鉄鉱石や原料炭などの原料価格が大幅に上昇したうえ副原料・副資材・物流費用・エネルギーなどのコストも一段と上昇。自助努力だけでは吸収できないと判断した。さらに主力の販売先である自動車の生産は引き続き堅調で、さらに建設機械や産業機械の需要も回復と、需要が高水準で推移すると見込む。加えて老朽化設備の更新などに必要になる、再生産を可能にするためのマージン改善も必要とみて、追加の値上げを決めた。
▽関連記事
- 関連記事
-
- 川重、愛知県の無料PCR検査でサービス展開 東京・兵庫に続く3例目 (2022/03/04)
- ワールド、2月の既存店売上高が15.1%減 4カ月ぶり前年同月比減 (2022/03/04)
- 神戸製鋼、線材・棒鋼を7カ月ぶり値上げ 4月出荷分から・20年来で5万円以上 (2022/03/03)
- 蔵元が神戸阪急で「ハレの酒」紹介 春のギフト需要に対応・ボトルバッグ配布も (2022/03/03)
- JR芦屋駅、26日に増築駅舎の使用開始 芦屋市内初の「ユニクロ」も開店 (2022/03/03)
広告