神戸製鋼、線材・棒鋼を7カ月ぶり値上げ 4月出荷分から・20年来で5万円以上

【神戸経済ニュース】神戸製鋼所は3日、自動車部品のほか建設機械・産業機械などに多く使われる線材・棒鋼の価格を1トン当たり1万5000円以上引き上げると発表した。4月出荷分から。同社が線材・棒鋼を値上げするのは、2021年9月出荷分に1トンあたり5000円の値上げを打ち出して以来7カ月ぶり。20年10月出荷分に1トン当たり1万円の値上げを実施して以来、累計で5万円以上の値上げになる。今後は問屋やメーカーなど販売先に説明して理解を求め、値上げを浸透させる。

 鉄鉱石や原料炭などの原料価格が大幅に上昇したうえ副原料・副資材・物流費用・エネルギーなどのコストも一段と上昇。自助努力だけでは吸収できないと判断した。さらに主力の販売先である自動車の生産は引き続き堅調で、さらに建設機械や産業機械の需要も回復と、需要が高水準で推移すると見込む。加えて老朽化設備の更新などに必要になる、再生産を可能にするためのマージン改善も必要とみて、追加の値上げを決めた。

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