トレーディアの4〜12月期、純利益4.3倍 輸出貨物の増加で恩恵

20220211トレーディア

【神戸経済ニュース】トレーディアが10日に発表した2021年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比4.3倍の3億800万円だった。新型コロナウイルスの感染拡大による海外経済の停滞が一服し、輸出貨物が増加した恩恵を受けた。コンテナ不足を背景として混載便への増加、航空便への振り替えと、運賃の上昇もあり混載事業者としての収益が伸びた。

 売上高に相当する営業収入は26%増の136億円、営業利益は11.5倍の3億円になった。事業部門(セグメント)別の営業収入は輸出部門が9%増の21億円、輸入部門が8%減の37億円、国際部門は65%増の76億円、倉庫部門は1%減の4400万円だった。輸入部門は前年同期にマスクなどの衛生資材が増えた反動のほか、アパレルの不振で減少した。

 収益認識に関する新会計基準を今期から適用した影響で、営業収入は旧基準で算出した場合に比べ1億900万円押し下げられた。営業費用も同額押し下げられたため、利益への影響は出なかった。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比2.6倍の2億8000万円を見込む。21年12月までに上回ったが、期末にかけて建物や荷役関連設備などの修繕費や、関連会社株式の減損費用などを計上する見込みとあって、修正を見送った。

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