GセブンHDの4〜12月期、純利益9%増 業務スーパーなど新規出店が寄与

20220131GセブンHD

【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」の加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)が31日に発表した2021年4〜12月期の連結決算は、純利益が9%増の46億円だった。4〜12月に27店舗と積極出店。不採算店の撤退も進んだが差し引きで16店舗が純増したことで、増収効果が増益につながった。前年同期に特別利益として計上したM&A(合併・買収)による負ののれん発生益がなくなったのも吸収した。

 売上高は3%増の1275億円、営業利益は4%増の61億円になった。新型コロナウイルスの感染拡大期に膨らんだ「巣ごもり需要」は一巡したが、「業務スーパー」の知名度向上が引き続き追い風。新規出店による増収もあって巣ごもり需要の反動減を吸収した。出店費用も徐々に吸収し、4〜9月期に前年同期比減だった営業利益は、増益を確保した。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比3%増の50億円を見込む。4〜12月の進捗率は93%に到達した。ただ新型コロナの新たな変位株であるオミクロン形による影響などが、先行きの不透明要因になっている。

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