神栄の4〜12月期、純利益44%増 ホコリセンサー好調の電子関連がけん引

20220131神栄

【神戸経済ニュース】商社の神栄(3004)が31日に発表した2021年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比44%増の4億4900万円だった。車載向けが伸びたホコリセンサーなどのセンサー機器が好調だったほか、新型コロナウイルスのワクチン輸送に使った温度管理用ロガー(記録機)が伸びるなど、電子関連が利益の伸びをけん引した。冷凍食品の原料高や運賃高で採算が悪化した食品関連の減益を補った。

 売上高は2%増の288億円、営業利益は34%増の6億4900万円になった。事業分野(セグメント)別の売上高は、ナッツ類が伸びた食品関連が4%増の201億円、各種試験機や大型建機の取り扱いが減少した物資関連が27%減の24億円、ホームセンター向けやテレビ通販向け衣料が伸びた繊維関連が7%増の28億円、電子関連が12%増の34億円だった。今期から収益認識に関する新会計基準を適用したことで、適用前に比べて売上高は13億円押し下げられた。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比10%増の5億5000万円を見込む。通期予想に対する21年12月までの進捗率は82%になった。

  同時に、31日に開催した取締役会で監査等委員会設置会社への移行を決議したと発表した。6月下旬に開催する株主総会での定款変更の承認を受けて移行する。社外役員の機能を強化することで、取締役会の監督機能をより強化して、持続的な成長につなげられると判断した。

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