21年11月の兵庫県一致指数、2カ月ぶり上昇 基調判断「横ばい局面」据え置き

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【神戸経済ニュース】兵庫県が31日に発表した2021年11月の兵庫県景気動向指数(兵庫CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月から0.1ポイント上昇の78.3だった。小幅ながら2カ月ぶりに上昇した。原材料高などの不透明感がくすぶる中で、個人消費がしっかりだった。兵庫県は、同指数の動きによって判断する景気の基調判断を据え置き、「横ばい局面(下方への局面変化)」との見方を2カ月連続で示した。

 一致指数の上昇は、大口電力消費量や輸入通関実績、実質百貨店販売額の増加が寄与した。鉱工業生産指数や機械工業生産指数の低下などを補った。

 数カ月先の景気を示す先行指数は前月比0.2ポイント低下の103.7と、2カ月ぶりに低下した。企業倒産件数の増加や日経商品指数(42種)の下落などが響いた。新車新規登録台数の増加などで補えなかった。

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