アサヒHDの4〜12月期、純利益13%増 エレクトロクスなど需要続く

20220129アサヒHD

【神戸経済ニュース】貴金属リサイクルのアサヒホールディングス(5857)が28日に発表した2021年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比13%増の135億円だった。貴金属の国際相場が上昇したのを受けて販売価格が上がったうえ、高速通信網「5G」構築などによるエレクトロニクス分野で貴金属の需要が継続。増収効果が寄与した。子会社1社が連結から外れたことによる、環境保全事業の減益を吸収した。

 売上収益は20%増の1444億円、営業利益は12%増の193億円になった。貴金属事業はエレクトロニクス分野の好調で、半導体不足が影響した自動車の触媒向けパラジウムの弱含みや、新型コロナウイルスの感染症対策が影響したデンタル分野の回収量減少などを補った。貴金属分野(セグメント)の営業利益は20%増の193億円、環境保全セグメントは6%減の135億円だった。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比29%減の182億円と最高益を見込む。4〜12月期の進捗率は75%になった。年間配当計画の90円(うち中間45円)も維持した。
 
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