子供向け図書館「本の森」が3月25日に開館 名誉館長に竹下景子さん

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【神戸経済ニュース】神戸市は28日、建築家の安藤忠雄氏が東遊園地(神戸市中央区)に建設・寄付した子供向けの図書館「こども本の森 神戸」(写真右)を3月25日に開館すると発表した。寄付を受けた本を中心に2万5000冊の蔵書を予定する。新型コロナウイルスの感染対策などを目的に、開館当初は抽選予約を実施して1日の入館者数を400人にとどめる。名誉館長が女優の竹下景子さんに決まったのも、あわせて発表した。

 開館時は約1万8000冊を収蔵。乳児から小学生を対象に出版された本を集める。本は「しぜんの森」「いのちの森」「あそびの森」といった同館オリジナルの分類で、イラストも使って子供にもわかりやすく配架する。子供が読書の楽しみに気づけるなど、感性や想像力の成長を促す本を手に取れるようにしたい考えだ。マンガ・コミックは、神戸市にゆかりのある作家や神戸市が舞台のものなどに限定して選ぶ。

 開館直後は多くの来館が予想されることから、当面は混乱回避や感染対策を目的に予約制を導入する。1日に4回、1時間半ごとに最大100人ずつ来館者を入れ替える。2月16日から予約を受け付け。予約開始から一定期間内に申し込んだ希望者で抽選して、100人を選ぶ。100人に満たなかった場合は空き枠を先着順で埋める。予約システムは「Reserve Mart(リザーブマート)」を採用し、ネットを通じて予約できるようにする。

 あわせて名誉館長に女優の竹下景子さん(写真左)が就任することも発表した。竹下さんは1999年から市民グループが毎年1月に開催する「詩と朗読と音楽」で、ボランティアとして朗読を続けてきた。2005年には「神戸大使」に就任した。2月10日に神戸市役所で名誉館長の委嘱式を開く。竹下さんと久元喜造市長に加え、建築家の安藤氏も出席する予定としている。

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