関西広域連合、JR西日本にダイヤ「復活」など要望へ 苦しい現状に理解も

20220127加古川線

【神戸経済ニュース】27日に開いた関西広域連合委員会では、JR西日本(9021)に対して3月12日のダイヤ改正で減便や運転区間の短縮などを実施することについて、早期の運転本数や区間の「復活」などを要望すると決めた。要望書では、大幅な減便などが「日常の移動に公共交通を必要としている府県市民や、公共交通を利用して来訪される観光客の利便性を低下させ、さらなる利用者の減少を招く」と懸念した。

 関西広域連合の構成府県知事、政令市長から要望書案への異論は出なかった。連合長の仁坂吉伸・和歌山県知事は同市と関心の高い首長を伴って、JR西日本の長谷川一明社長に面会して要望書を手渡したい意向を述べた。昨年7月に続いての、関西広域連合によるJR西日本のダイヤについての要望になる。

 ただ仁坂氏は、2期連続で巨額の赤字を計上する見通しであるなど「JR(西日本)も追い詰められているようなところもあるし、われわれも利用の拡大とか、状況の理解も含めてシンパシー(共感)を感じながら一緒に議論しないと」と述べ、新型コロナが大きな打撃になったJR西日本の苦しい現状にも一定の理解を示した。(写真は日中の時間帯に本数減を予定する加古川線の車両、加古川駅にて=資料)

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