フェリシモ、神栄など第1部→スタンダードに移行へ 東証・4月の市場区分変更

20220111東証市場区分

【神戸経済ニュース】東京証券取引所は11日、4月4日に予定する市場区分の再編に伴い、現在の上場名型が変更後にどの区分に移行するか発表した。上場基準が最も厳格な「プライム」には現在の東証第1部の約8割が残留する。神戸市内に実質的な本社を置く上場会社でも、東証1部の26銘柄がプライムに移行する。現在は東証1部でプライムに移行しないのは神栄(3004)、フェリシモ(3396)、キムラタン(8107)、川西倉庫(9332)の4銘柄で、いずれも「スタンダード」に移行する。

 東証は現行の東証1部、2部、ジャスダック(スタンダード、グロース)、マザーズと5区分ある市場の区分を「プライム」「スタンダード」「グロース」の3区分に再編。特に旧店頭市場や旧大阪証券取引所との間で競争があった時代に乱立した名残りで複数あった新興企業向けの市場区分を「グロース」の1つに整理して、投資家にとって分かりやすくすることなどがねらい。プライムには東証1部から、スタンダードには東証2部とジャスダック・スタンダードから、グロースにはジャスダック・グロースとマザーズからの移行で大半を占める。

 東証1部の上場会社でプライム、東証2部でスタンダードへの移行基準をそれぞれ満たさなかった企業のうち、アジュバンホールディングス(4929)、MORESCO(5018)、兵機海運(9362)の3社は経過措置を適用。「上場維持基準の適合に向けた計画書」を開示することで、プライムに移行する。東証は経過措置の期間は現時点で定めていない。2部や新興企業向け市場区分からプライムを選択した会社は、東証全体でみてゼロだった。


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