斎藤兵庫知事、オミクロン型発生「外出の自粛など考えず」 宿泊割引も継続

20211230斎藤知事記者会見

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は30日午後に記者会見し、県内で初めて新型コロナウイルスの変位株「オミクロン型」の感染者が確認されたと発表した。感染者は3人で、全員に海外渡航歴がなく「市中感染であることが推定される」という。3人とも軽症または無症状だが、国の方針に基づいて入院中だ。「3人とも不特定多数と接触する業務ではないため、(この件をきっかけにした)急速な感染拡大はなさそう」との見方も示した。

 オミクロン型の発生を受けた感染症対策の強化策として、飲食店を利用する際の人数を4人以内(同居家族や介助者等を除く)とするよう県内の飲食店に要請する。兵庫県は新型コロナ対策の適正店と認証した店舗を対象に人数制限をなくしていたが、オミクロン型の発生を受けて再び要請する。ただ、現時点ではこれ以外の強化はしない。

 斎藤知事は記者の質問に答えて「外出の自粛を要請したりといったことは、今は考えていない」と述べた。「県内全体でみると病床利用率等も含めて落ち着いている状況」のため。県内を対象とした宿泊割引など旅行キャンペーンについても、キャンペーン開始時に決めた「停止要件には全然いたっていない」として継続する方針を示した。

 すでに大阪府や京都府でオミクロン型がみつかっていたため、斎藤氏は兵庫県での発生に大きな意外感はないという。住民に対しても「注意をしつつも冷静に受け止めてほしい」と語る。一方でマスクや少人数での行動など「基本的な感染対策とワクチン接種をお願いしたい」と改めて呼びかけていた。

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