兵庫県の宿泊割引、1月4日から隣接の6府県と相互乗り入れ 予約24日から

20211222斎藤知事

【神戸経済ニュース】兵庫県は22日、宿泊割引「ふるさと応援!ひょうごを旅しようキャンペーン」の適用対象を兵庫県の住民に加え、京都府、大阪府、鳥取県、岡山県、香川県、徳島県の隣接6府県の住民に拡大する。1月4日の出発・宿泊分から2月28日(3月1日チェックアウト)分までが対象。今月24日から予約を受け付ける。新型コロナウイルス対策として「ワクチン・検査パッケージ」の活用を前提とする。兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)が22日の定例記者会見で発表した。

 相互乗り入れ方式で、兵庫県の住民は6府県の宿泊割引も使えるようになる。キャンペーンに参加している宿泊施設、旅行代理店、ネット予約専門の旅行会社(じゃらん、楽天トラベル、るるぶトラベル、旅ゲーター、JTB HP)で予約する。宿泊割引による兵庫県内での宿泊受け入れは94万人・泊(うち22年1〜2月は12万人・泊)を予定するが、予約ベースで約47万人・泊と半分程度が埋まった形だという。

 今回新たに政府が定めた「ワクチン・検査パッケージ」を宿泊施設で導入するが、斎藤知事は「兵庫県ではワクチン・検査パッケージと同等の措置を求めていたため、現場での混乱はなさそうだ」との見方を示した。新型コロナウイルスのワクチン2回の接種証明または、PCR検査で陰性であることが利用条件になる。12歳未満は保護者の同伴を条件にPCRを不要にする。

 期間を2月末までとしたのは「2月半ばごろから(政府の)『Go To トラベル』が始まる見通し」(斎藤知事)とあって、途切れないように観光業の支援を実施するためという。一方で、出発地または旅行先の感染状況が、国が定めた「レベル3(相当程度の一般医療の制限が発生するなど、対策を強化するレベル)」まで拡大するとキャンペーンを停止する。

 同日の定例記者会見では、「ワクチン・検査パッケージ」を活用して飲食の際の人数制限をなくすなど、行動制限緩和の適用を受ける飲食店、イベント、旅w行関係業者の登録、またPCR検査などの無料検査を受託する検査会社の登録を始めると発表した。業態によって登録開始日は異なるが、いずれも22〜27日に登録を始める。

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