神戸製鋼に初の女性取締役 元シャープの伊藤ゆみ子氏、社外取締役の増員で

 神戸製鋼所は3日、社外取締役を1人増員し、元シャープ常務執行役員の伊藤ゆみ子氏(60)を起用する人事を発表した。神戸製鋼は現在、監査等委員でない社外取締役が2人いるが、増員して取締役会による経営監督の機能を強化する。女性が取締役になるのは、神戸製鋼としては1905年(明治38年)の創業以来初めて。

 伊藤氏は弁護士の資格を持つ。法務分野の知見を生かした企業経営の経験が豊富で、品質データ改ざん問題からの信頼回復を急ぐ同社の社外取締役に適任と判断したという。6月に開催する株主総会で、取締役に就任する予定だ。伊藤氏の就任で神戸製鋼の取締役は、監査等委員である取締役も含めて16人になる。

 伊藤ゆみ子(いとう・ゆみこ) 1959年生まれ。84年3月、東大法卒。89年4月、弁護士登録。2004年5月に日本アイ・ビー・エム法務・知的財産スタッフ・カウンセル、07年3月マイクロソフト(現日本マイクロソフト)執行役法務・政策企画統括本部長。13年4月にシャープ執行役員、同6月に取締役兼執行役員、14年4月に取締役兼常務執行役員、16年6月に常務執行役員。19年3月にシャープの常務執行役員を退任。兵庫県出身。

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