2月の兵庫県有効求人倍率は横ばい 1.45倍、引き続き「着実に改善」

 兵庫労働局が29日発表した2月の兵庫県内の有効求人倍率(季節調整値)は前月から横ばいの1.45倍だった。有効求人数は前月比0.7%減、有効求職者数は1.0%減とそろって減少した。

 足元の雇用情勢については「着実に改善が進んでいる」との情勢判断を据え置いた。雇用の先行指標とされる新規求人倍率は2.24倍。前月比0.03ポイント上昇した。上昇は3カ月連続。

 企業の新規求人(原数値)を業種別にみると、建設業が5.1%増、運輸業・郵便業が4.6%増、卸売業・小売業が7.7%増と増加した。製造業も0.6%増と増加に転じた。半面、宿泊業・飲食サービス業が6.8%減、生活サービス業・娯楽業は13.1%%減だった。

 全国統計では、厚生労働省が29日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比横ばいの1.63倍だった。

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