ネスレ日本、「スタバ」ブランド製品を4月発売 ドルチェグスト向けカプセルなど

20190329ネスレ日本スタバブランド

 ネスレ日本はスターバックスブランドの製品を4月1日に国内で発売する。ネスレのカプセル式カフェシステム「ネスカフェドルチェグスト」向けのカプセル5製品(写真=ネスレ日本提供)や、オフィスやホテルなどで専用のマシンを使ってコーヒーを提供する「We Proudly Serve Starbucks(ウィ・プラウドリー・サーブ・スターバックス)」を、まず展開。店舗でなくてもスターバックスの味を楽しめるようにする。

 スイスのネスレ本社が昨年8月、米スターバックスから小売用、業務用製品の販売で世界ライセンスを取得。レギュラーコーヒーや、インスタントコーヒー、1杯抽出型のカプセルコーヒーで協力することで合意していた。両社のグローバルでの連携に基づく日本での第一弾が、「ドルチェグスト」と「プラウドリー」の展開になる。

 ドルチェグスト向けに発売するカプセルは5種類。定番の人気ブレンドである「ハウスブレンド」、ばい煎レベルが浅めの「ライトノートブレンド」、エスプレッソの「コロンビア」、ミルクがなめらかな「ラテマキアート」、濃厚でクリーミーな「カプチーノ」だ。いずれもカプセル12個で、希望小売価格は税別で908円とした。全国のスーパーマーケットなどで販売。すでにネスレのネット通販では予約を受け付けている。

 「プラウドリー」は2018年にスターバックスが始めたサービス。店舗と同じ高品質のアラビカ種コーヒー豆を使い、店舗以外に設置した専用のコーヒーサーバーから、セルフでスターバックスのコーヒーを提供する。企業内カフェテリアなどを想定したサービスだが、ネスレ日本が展開することで販売先の拡大などにつながりそうだ。

 ネスレは主力のコーヒー事業で、従来のネスカフェ、ネスプレッソに加え、スターバックスという3番目のブランドを獲得。ネスカフェなどでは訴求力が相対的に弱かった若年層などもスターバックスブランドで取り込み、事業の拡大につなげたい考えだ。

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