兵庫県が基幹道路計画 井戸知事、神戸〜関空トンネル「あれば良いだろうけど」

20190318井戸兵庫知事

 兵庫県は19日、高速道路などの高規格道路も含めた基幹道路の整備方針「ひょうご基幹道路ネットワーク整備基本計画」を決定したと発表した。昨年3月にまとめた「ひょうご基幹道路のあり方」をもとに、これまでに建設や計画が進んでいる道路を「基幹道路8連携軸」としたうえで、建設する優先度などを整理。2028年度までに整備する前期、38年度までの中期、50年度までの後期と3種類に分けた。

 神戸西バイパスの未開通区間である永井谷ジャンクション(神戸市西区)から石ヶ谷ジャンクション(明石市)までについては、28年までの前期とした。昨年末に着工した大阪湾岸道路西伸部の六甲アイランド北インターチェンジ〜駒栄ランプの完成は、中期の前半とした。基幹道路8連携軸は既に総延長912キロメートルのうち82%が開通。7%の区間が建設中で、11%が未着手になっているという。

 「構想路線」として盛り込んだ7路線については、特に時期などを示さなかった。ただ19日に記者会見した兵庫県の井戸敏三知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は、構想路線のうち優先度の高い道路について記者に問われると「神戸空港と新神戸を結ぶ道路などは既に困っているので早く構想から整備に移した方がよいだろうし、実現可能性からみると『F』(神戸市中心部と中国道の加東市付近を結ぶ道路)だろう」と話した。

 神戸空港と関西国際空港を結ぶ海底トンネルも構想路線に盛り込んだが、井戸氏は「あったほうがよいだろうけど、両方の空港がフルに使われる状況が出てこないと、なかなか大きな事業は着手しにくいのかもしれない」との見方を示した。

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