トーホーが大幅続伸 今期3期ぶり営業増益見通しで、売買高2.5倍に膨らむ

20180823神戸株アイコン

 13日の東京株式市場ではトーホーが大幅に続伸した。終値は前日比90円(4.35%)高の2161円だった。売買高は2万6700株と前日(1万600株)の2.5倍に膨らんだ。前日に2019年1月期の連結決算を発表。同時に示した20年1月期の連結業績予想は、営業利益が前期比22%増の20億円と、3期ぶりの営業増益を見込む。売上高も増加し、収益改善を期待した買いが先行した。

 M&A(合併・買収)の寄与で主力の業務用食品卸売事業が大幅に伸びるうえ、競争激化で苦戦していたスーパーマーケット事業も不採算店の閉店が一巡。業務用食品のスーパー型店舗「A-プライス」は昨年8月以降、既存店売上高に前年比プラスが目立つ。収益改善を確認したことで、個人消費の先行き不透明感が強まった際の、小売株からの資金の逃避先としても期待感が高まったとの見方も聞かれた。

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