駐日英大使「ラグビーファンはそんなに問題ない」 英3チームが神戸で試合
- 2019/03/08
- 15:20
マデン駐日英大使(写真)は8日午後に神戸市の久元喜造市長を表敬訪問し、9月に開催するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会について4試合を開催する「神戸は重要な役割をはたす」と期待感を表した。さらに「ラグビーファンは(フーリガンなどと粗暴で知られる)サッカーファンに比べて、そんなに問題がない」「バーでビールを飲んで、ちょっと大声で歌うぐらい」と話して、笑いを誘う一幕もあった。
ラグビーは英国発祥のスポーツ。マデン氏は「英国大使としては(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド)の4チームをサポートする」というが「このうち(ウェールズを除く)3チームの試合が神戸で開かれる」と説明。さらにラグビーW杯期間中には英国から日本に、約4万人が観戦に訪れる見通しを示した。マデン氏は「ソーシャルメディア(交流サイト)を通じて、日本の習慣などを英国向けに説明している」と話していた。
マデン氏が久元氏に「ワールドカップは市役所にとってオポチュニティ(好機)ですか、チャレンジ(課題)ですか」と問うと、久元氏は「両方でしょうね」と応じた。続けて「もちろんオポチュニティで、ただやりましたということだけでなく、これを活用して新たなチャレンジ(挑戦)もしたい」と話した。
このほかマデン氏と久元氏は、神戸市と英アバディーン市が進めている海洋産業振興や、水素エネルギーの活用促進などについて意見交換した。マデン氏は同日午前に川崎重工業、シスメックスを訪問。神戸観光局の尾山基会長(アシックス会長CEO)とも面会し、ラグビーW杯などについて意見交換したという。
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