神戸市と双日、海外工業団地への進出で協定 市内企業など優遇
- 2019/03/05
- 22:37
神戸市は5日、市内の企業が海外の工業団地に進出する際の優遇措置について双日と協定を結んだと発表した。双日が開発した「ベトナムのロンドゥック工業団地」「インドネシアのGIIC工業団地」「インドのSMIP工業団地」の3カ所に進出する際は、優遇できると双日が提案。神戸市と連携して兵庫県内企業の海外展開を支援する兵庫県の外郭団体「兵庫産業活性化センター」も加わって3者で5日に締結した。
優遇内容は場所によって異なるが、進出時の土地代、賃料、管理費などの優遇や、現地法人設立手続きにかかる手数料の免除など(表=神戸市の発表資料より)。神戸市、兵庫県内に本社または製造拠点がある会社が対象だ。神戸市とひょうご産業活性化センターは対象企業に海外の工業団地について情報提供する。加えて3者はセミナー等の開催や、現地視察の実施などでも協力することを協定に盛り込んだ。
いずれも各国の首都など大都市から40〜60キロメートルにあり、港湾にも近い工業団地。各国ともインフラ整備を急ピッチで進めており、3カ所とも近隣に新空港建設が予定されているのも特徴だ。現地で製造して現地で販売するのにも、日本に向けて輸出する場合にも使われそうだ。
- 関連記事
広告
chevron_left
人が集まるお店とは 神戸市とSRCが「『食』創生会議」でセミナー home
神戸市、130億円規模の3月補正予算案 基金積み立てなど年度末の精算補正
chevron_right