トリドール、2月の既存店売上高3.1%減 客数の前年割れが続く

 トリドールホールディングスが5日発表した2月の月次動向によると、国内の既存店売上高は前年同月比3.1%減だった。3カ月連続でに前年同月を下回った。客単価は前年同月比0.5%上昇したが、客数が3.5%減少したのが影響した。客数の前年割れは14カ月連続になった。主力のうどん店「丸亀製麺」の既存店売上高は3.2%減だった。

 丸亀製麺では「鴨すきうどん」などを販売する「鴨うどん祭」を1月29日から引き続き開催。キャンペーン動画を公開した9日からは、注文時に「動画割」と言えば50円引きになる「動画割キャンペーン」を実施。25日からは桃屋(東京都中央区)商品のトッピングができるコラボレーション(共同企画)も実施した。新たな施策で月後半にかけては次第に客足も回復したが、前年同月には届かなかった。

 同社の国内全店、全業態ベースで月間の売上高は前年同月比3.2%増と5カ月連続で前年比プラスになった。2月は8店舗を出店し、2店舗を閉店した。この結果、トリドールの国内店舗数は997店舗(うち丸亀製麺814店舗)になった。

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