神戸市の北区役所、20日から窓口案内にAIスピーカー 楽天と連携で実証実験

20190218AIスピーカー北区役所

 神戸市の北区役所では20日から、人工知能(AI)スピーカーを使った窓口案内を始める。区役所を訪れた人がAIスピーカーに用件を告げると、手続きに適した窓口をAIが判断して音声で案内する。簡易な案内を自動化することで、係員はより詳細な対応に専念できるようになることから、区役所の混雑緩和につながると見込む。問い合わせ内容も蓄積できるようになり、潜在的な課題をあぶり出すことにもなりそうだ。

 実証実験は、昨年12月1日に結んだ神戸市と楽天の包括連携協定の一環として実施する。神戸市は問い合わせ内容と案内すべき窓口との対照表を作成、これを楽天がAIに取り込んだ。AIスピーカーの本体はソニー「エクスペリア」(写真=神戸市提供)を採用した。

 多様な問い合わせを受けるうちにAIが学習し、次第に効率が高まるとみられる。加えて、蓄積した問い合わせの履歴から、どういった問い合わせが多いか分析し、これまで気づかなかった住民サービスの需要を検討できるようになることなどにも期待がかかる。ひとまず期間は3月15日までを予定。その後、データを分析、改善したうえで再び実証実験に取り組む計画だ。

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