理研、ポスト「京」スパコンの名称公募 高い性能、世界の人から呼びやすく

20190215ポスト京CPU

 理化学研究所の計算科学研究センター(神戸市中央区)は15日、今年8月に運用終了が決まったコンピューター「京」に代わって富士通と開発を進めている次世代スーパーコンピューター(ポスト「京」)の名称の募集を始めた。名称を一般公募することを通じて、新しい世界最高水準のコンピューターについて多くの人に知ってもらうのがねらい。新しい名称は5月ごろに発表する計画だ。

 「京」の名称も、約2000件の応募があった中から選ばれた。1秒間に1京回(京は兆の10000倍)の演算をすることに由来する。21年の稼働をめざす新たなスーパーコンピューターは、「京」に比べてアプリケーションが最大で実質100倍の速い動きになることをめざす。計算性能に加えて利便性、使い勝手の良さ、省エネ性能など総合力でみて世界でもトップレベルになる。理研では、そうした性能の高さを示しながら、日本だけでなく、世界中の人からも呼びやすく、親しみやすい名称を選びたい考えだ。

 募集は4月8日午後5時まで。個人の応募のみ受け付けるが、1人でいくつでも応募できる。計算科学研究センターのホームページ内にある応募フォームに、新しい名称や読み方、名称の由来など必要事項を記入する。名称は日本語でもアルファベットでも構わない。採用した名称の応募者には、記念品を贈る。(写真はポスト「京」試作機の演算装置=資料)

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