三宮再開発 JR三ノ宮駅南で車線減の社会実験、歩道橋に上りエスカレーター
- 2019/02/12
- 00:21
神戸市は2019年度、JR三ノ宮駅(神戸市中央区)南側の三宮交差点から中央区役所前にかけての約350メートルで、10車線の道路を交通規制して6車線にする社会実験を実施する。期間は1カ月間を想定。三宮交差点をほぼ歩行者専用にして三宮周辺の回遊性を高める「三宮クロススクエア」構想に向けて、周辺の交通にどういった影響が出るかなどを詳しく調べるのが目的だ。8日に発表した19年度予算案に新規で9500万円を計上した。
三宮クロススクエア構想では「フェーズ1(第1期)」として25年をめどに、三宮交差点の東側で車線数を6車線にしぼる。この状態を先取りする形で社会実験する。神戸市は19年度、この区域の都市計画変更に向けた都市設計をJR三ノ宮駅の南駅前広場と一体で実施したい考え。そのために社会実験で詳しいデータを取得して効果を検証し、設計に反映したい考えだ。
一方、JR三ノ宮駅に直結する交通センタービルと神戸マルイを結ぶ「三宮中央歩道橋」のマルイ側と、ミント神戸から南側に伸びる「三宮東・小野柄歩道橋」の阿波銀行前に、上りエスカレーターを取り付ける。より安全な歩道橋に歩行者を誘導し、バスを含めた自動車交通の円滑化もねらう。19年度には設計のための予算800万円を計上。20年度に工事し、21年度に使用を開始したい考えだ。
このほか都心・三宮に関連する予算では、1970〜72年に完成してから50年近くが経過した「さんセンタープラザ」の建て替えに関する調査費用など2800万円を計上。加えて一連の三宮再開発の経済効果を算出する費用として3000万円を新たに盛り込んだ。三宮再開発の計画がほぼ出そろい、設計の段階に移ったのを受けて、効果の規模などを推計する。
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