ケミプロ化成の4〜12月期、税引き利益97%減 相生工場火災で特損

 ケミプロ化成が8日に発表した2018年4〜12月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比97%減500万円だった。主力の紫外線吸収剤が伸び悩んだことなどが響いた。在庫増に伴う生産調整も実施し、生産コストが上昇した。営業外費用に生産休止費用を1億3300万円計上。18年12月22日に発生した相生工場での火災では対策費用500万円を特別損失、受取保険金300万円を特別利益にそれぞれ計上した。
 売上高は3%減の68億円、営業利益は42%減の2億円だった。紫外線吸収剤は16%減の36億円と大幅減、製紙用薬剤や電子材料も減少。受託製造製品などは伸びたが、化学品事業の全体で減収。木材保存薬剤などホーム産業事業が伸びたが、補えなかった。

 19年3月期の業績予想は据え置いた。純利益は69%減の6000万円になる見通し。期末配当は前期比50銭減の3円とする配当予定も維持した。

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