地下鉄西神・山手線に新型車両6000形、16日から営業運転 車両を公開

20190208地下鉄外観

 神戸市交通局は8日、市営地下鉄の西神・山手線に16日から新型車両「6000形」を投入すると発表した。1番電車は午前10時07分に西神中央駅を出発する。同路線の車両は1977年に名谷〜新長田間が開業した当初の形式(1000形)が現在も主力。開業から40年超が経過したことで、車両の老朽化対策として、2022年度までに全28編成を新型の6000形に置き換える。

 営業運転に先立って同日、名谷車両基地(神戸市須磨区)で報道機関向けに新型車両を公開した。外観(上の写真)は16年に実施した市民投票で最多得票だった「B案」。丸みがあり親しみやすいデザインだ。神戸市電時代からの車体の緑色は、新型車両でも引き継いだ。内装(下の写真)もグリーンのシートに加えて、壁の一部に木目調の素材を採用するなど、モダンで落ち着いた印象に仕上げた。

20190208地下鉄内装

 車椅子やベビーカーなどで利用しやすい優先スペースや優先座席といったバリアフリー対策を充実させるなど、快適性を高める工夫を多く取り入れた。地上を走る区間が多いことを意識して、窓を大きく取り、明るい車内にした。一方で、車内照明や前照灯、尾灯、行き先表示などはいずれもLEDを使用。長寿命化と省エネルギーを両立させる。川崎重工業の兵庫工場(神戸市兵庫区)で製造した。

 9〜10日には事前に抽選で選ばれた1000人を対象に、試乗会を開催する。

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