神戸市の久元喜造市長は25日に開いた定例記者会見で、「神戸空港のニーズ(需要)が高まっているという事実をたくさんのみなさんに発信して、神戸空港の利活用が進むような形で、関係者の理解を求める努力をしていく」と述べた。空港運営会社の関西エアポートグループが同日、神戸空港の2018年の利用者数が2年連続で過去最高を更新したと発表したのを受けて、記者の質問に答えた。
久元氏は昨年12月24日に開いた関西3空港懇談会での印象に改めて言及し、「神戸空港に対する理解が深まっている」と強調。運用時間や便数などの制限が緩和されることへの期待感を表した。神戸空港の運営が昨年4月に神戸市から関西エアポート神戸に移り、具体的に変化は感じられたか、との記者の質問には「イメージというか雰囲気として、全体的に明るくなったのではないか」と話した。
加えて、運営権の売却先を決める入札の段階では手荷物検査の迅速化など、利便性の向上に関する提案もあったと指摘。「積極的に改善に取り組んでいただいて、利用客のサービス向上に期待をしたい」と語った。
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