ルワンダのスタートアップ5社、神戸でも事業説明会 JICA関西など開催
- 2019/01/25
- 00:04
アフリカ中部ルワンダのスタートアップ(創業まもない)企業5社による事業説明会が24日、神戸市中央区の共有オフィス「120ワークプレイス・コウベ」で開かれた。ルワンダで普及が進むIT(情報技術)を活用し、社会課題の解決にもつながる新たな事業に取り組む5社が、事業モデルなどを説明。自社らを含めてルワンダへの投資を呼びかけた。
来日した5社は国際協力機構(JICA)がルワンダのIT起業を支援する「ICTイノベーションエコシステム強化プロジェクト」を通じて展開する、スタートアップ育成プログラム「250スタートアップス」の参加企業だ。東京都、福岡市でも事業説明会を開催するが、関西での開催地は神戸情報大学院大学による留学生の受け入れをきっかけにルワンダとの関係が深まっている神戸になった。
参加したのは、興行チケットを完全にオンライン化するレイジン、鶏卵の自動ふ化器を開発販売するハッチプラス、高いスキルを持つ人材と企業をマッチングするイージョブ、農協向け情報管理システムを開発するエクストラ・テクノロジーズ、理科の実験をパソコン上でシミュレーションするためのプラットフォームを開発するオー・ジーニアス・プライオリティの5社だ。たとえば鶏卵ふ化器は普及すれば、現在過半数が輸入の鶏卵を国産に転換する可能性があるなど、いずれもルワンダの社会課題に根ざす起業家だ。
説明会はルワンダICT商工会議所、神戸市、JICA関西、ひょうご・神戸国際ビジネスセンターが共同で主催した。主催者を代表してあいさつした神戸市医療・新産業本部の大石隆部長は「これを機にルワンダと神戸の人々のつながりが深まり、経済交流が進めばと思います」と話した。民間企業の新事業担当者や大学関係者など15人が参加した。
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