24日に大阪市内で開いた関西経済界と関西広域連合の意見交換会で、連合長の井戸敏三・兵庫県知事は2025年に開催する2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催時に「関西国際空港だけで(訪日客を)さばき切れなくなる可能性が高いのではないか、ということを踏まえた関西3空港の有効活用」が重要だと指摘した。さらに「徳島空港や南紀白浜空港までにらんだ、空港の活用を念頭におく必要がある」と語った。25日に東京都で開催する「準備委員会(大阪・関西万博具体化検討会)で発言したい」と話した。
井戸氏はこのほか、会場に決まっている夢洲(大阪市此花区)以外に「サテライト会場などを設置できるような大きな構想にしてはどうか」「会場と西部方面、特に神戸とどう(交通を)つなぐかは高速艇の運航など工夫が必要」などを、準備会合で発言したいとも述べた。
神戸商工会議所の植村武雄副会頭(小泉製麻会長)が大阪・関西万博を機に、神戸〜夢洲間の海上航路を開設する構想について言及。これを受けて井戸氏が発言した。(写真は意見交換会の様子=関西広域連合が公開した動画より)
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