灘五郷の酒蔵10社で「蔵開き」相次ぎ開催 19〜20日に浜福鶴
- 2019/01/18
- 22:40
神戸市東部から西宮市にかけて広がる「灘五郷」の酒造会社が敷地を開放し、冬場に仕込んだ新酒を振る舞ったり、普段は立ち入れない酒蔵が見学できたりする「蔵開き」のシーズンが始まる。1月19〜20日に魚崎郷で「浜福鶴」を製造する小山本家酒造の灘浜福鶴蔵(神戸市東灘区)が開催するのを皮切りに、4月13日の「白鶴」を製造する白鶴酒造(神戸市東灘区)まで順次開催。国内外の日本酒ファンでにぎわう見込みだ。
国内で地酒を再評価する動きに加え、世界的な日本食ブームや訪日外国人観光客の増加などもあり、酒蔵への関心も高まっている。昨年の蔵開きは来訪者の合計が約5万人と、前の年に比べて約5000人増加した。来場者の増加によって、より活気のある年中行事として定着。観光資源としても注目度が高まっている。
灘五郷を沿線に抱える阪神電気鉄道も加わった「『灘の酒蔵』活性化プロジェクト実行委員会」では、訪日客の誘致を意識して日本語を含むアジアの4カ国語で案内パンフレットを作成。阪神電鉄はラッピング(車体装飾)列車「Go! Go! 灘五郷!」トレインを運転するなどでも認知度の向上をねらう。
さらに、2月15〜16日に阪神御影駅前の商業施設「御影クラッセ」(神戸市東灘区)では2月15〜16日に「GI灘午後記念 灘のべっぴん酒まつり」、2月22〜23日には元町6丁目商店街(神戸市中央区)で「モトロク灘の酒ストリート」を開催。有料試飲などを予定している。地元向けにも日本酒の再評価をねらい、今年も行事を継続する計画だ。
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