4〜12月期決算、米中摩擦の影響受けた先行きが焦点に 発表予定一覧
- 2019/01/18
- 00:04
上場会社の2018年4〜12月期決算発表が本格化する。神戸市に本社を置く会社では、アジュバンコスメジャパンが18日に発表するのを先頭に、主要企業では川崎重工業が30日に、アサヒホールディングスが2月1日に発表を予定する。シスメックスは2月6日に発表予定だ。特に輸出企業では、米中貿易摩擦の影響が焦点になるだろう。足元の様子から、来期にはどうなりそうかを予想する動きが活発になるとみられる。
7〜9月期は豪雨や台風の影響で収益が弱含む動きになったが、10月以降は年末に近づくにつれて影響も薄れたもよう。一方で、気温が高く推移したことで、衣料品などは冬物が苦戦したと伝わっている。まずは不順だった天候がどの程度、収益に表れるのか関心を集めそうだ。
現時点で海外の需要は好調との声が多く、円相場の上昇も1ドル=108〜109円近辺で止まったのが輸出企業には追い風だ。ただ、神戸税関が発表した18年11月の神戸港の貿易統計では、輸出額が前年同月を下回る動きになった。米中貿易摩擦の影響で、一部の業種では受注の伸び鈍化も指摘されている。20年3月期の前に、18年4〜12月期業績に米中貿易摩擦などの影響が出るかは、引き続き注目だ。
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