阪神と近鉄、直通運転10周年で記念ラッピング列車 12月までキャンペーンも

20190116直通10周年ロゴ

 阪急阪神ホールディングス傘下の阪神電気鉄道と、近鉄グループホールディングス傘下の近畿日本鉄道は16日、両社の相互直通運転が10周年を迎えるのを記念したラッピング(車体装飾)列車の運転を開始した。2009年3月20日の阪神なんば線開業でつながった神戸と奈良をはじめ、阪神・近鉄沿線の風景をイラストにした。阪神本線や、なんば線、相互直通運転している近鉄線の一部や山陽線などで、2021年春ごろまでの運転を予定している。(上の図は記念ロゴマーク=阪神電鉄提供)

 イラストには「電車に乗っておでかけしたくなるように」との願いを込めた。西宮市の観光キャラクター「みやたん」などをデザインしたたかいよしかず氏、神戸市のごみ分別キャラクター「ワケトン」などを描いた山崎秀昭氏の2人がイラストを担当した(下の図=同)。ラッピング列車は阪神の車両を使用。15日午後に出発式を実施した。ラッピング列車以外の阪神車両にも10周年記念ロゴや、ヘッドマーク掲出する。

20190116ラッピング電車

 09年3月に西九条(大阪市此花区)と大阪難波(大阪市中央区)の3.8キロメートルが開業。それまでの阪神の西大阪線(尼崎〜西九条)と合わせて、「阪神なんば線」を開業。神戸三宮から近鉄奈良までを乗り換えなしで結ぶ電車の運転も始まった。阪神なんば線は開業初年度から毎年、利用者数が増加。17年度には1日平均で約9万5000人が利用した。

 10周年を記念して12月までの約1年間にキャンペーンを展開。阪神と近鉄で共同のイベントや企画乗車券、記念グッズ、記念の旅行商品などを順次販売する計画だ。16日から9月30日まで、阪神電車では初の謎解きゲーム「7人の乗客の奇妙な1日」を開催。3月17日には記念ツアー第1弾「世界遺産 奈良 唐招提寺 非公開『礼堂』の特別拝観」を開催し、阪神線から近鉄の西ノ京駅まで初の直通列車(貸切列車)を運転する計画だ。阪神の特設サイトに随時情報を掲載する。

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