MORESCOの3〜11月期、純利益12%増 原材料高も増収効果などで

20190115MORESCO決算グラフ

 MORESCOが15日に発表した2019年3〜11月期の連結決算は、純利益が前年同期比12%増の12億円だった。原材料価格が上昇して利益率は悪化したが、主力の特殊潤滑油などの販売が伸びた増収効果で増益を確保した。投資有価証券売却益を計上したのも寄与した。

 売上高は5%増の218億円、営業利益は4%増の17億円だった。自動車生産の増加が追い風になったダイカスト用油剤など、主力の特殊潤滑油が5%増と好調だった。このほか自動車のベアリング向けに使うグリースなど、合成潤滑油も5%増。原材料価格の上昇を転嫁した素材は9%増、ホットメルト接着剤は2%増だった。

 2019年2月期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。純利益は前期比5%増の17億円を見込む。通期予想に対する進捗率は76%になった。期末25円、年間で50円とする配当計画も維持した。

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