和田興産の3〜11月期、税引き益21%減 「その他不動産販売」が減収

20190108和田興産決算グラフ

 和田興産が8日発表した2018年3〜11月期の単独決算は、税引き利益が前年同月比21%減の11億円だった。宅地販売など「その他不動産販売」での売上高が前年比41%減の18億円と大幅に減少し、同社全体でも減収になったのが響いた。主力の分譲マンション販売でも、やや採算が悪化した。

 売上高は3%減の276億円、営業利益は24%減の23億円になった。分譲マンション販売は、売上高の計上につながる引き渡し戸数が4%増の564戸、売上高が1%増の224億円、セグメント利益(営業利益)が7%減の21億円だった。大規模なマンションではワコーレ神戸三宮トラッドタワー(194戸)、ワコーレ新神戸マスターズレジデンス(122戸)などが寄与した。

 2019年2月期の単独業績予想は据え置いた。純利益は7%増の17億円を見込む。期末に記念2円を含む32円と、前期比で2円増配する配当計画も維持した。

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