大阪湾岸道路西伸部の起工式を開催 総工費5000億円、六甲アイランドで

20181222西伸部起工式

 国と阪神高速道路会社(大阪市北区)が神戸市臨海部に建設する大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北―長田区駒栄)の起工式が22日午前、六甲アイランド(神戸市東灘区)の商業施設で開かれた。約14キロメートルの区間を10年程度かけて整備する。総工費は約5000億円を見込む。神戸港や周辺の物流拡大や円滑化などに期待が集まる。関係者や地元住民らが参加し、くわ入れ(写真)などを実施した。

 国土交通省の池田豊人道路局長、兵庫県の井戸敏三知事、神戸市の久元喜造市長に続いてあいさつした阪神高速道路の幸和範社長は、「建設にあたっては、阪神高速道路網260キロメートルで得た知見に加え、阪神淡路大震災での被災をふまえた減災の取り組み、さらに長期の維持管理など将来を見据えた技術を投入していきたい」と意気込んだ。

 そのうえで、湾岸道路の整備を進める国会議員連盟で会長を務める末松信介参院議員や地元選出の議員ら国会議員11人、関西経済連合会の松本正義会長、神戸商工会議所の家次恒会頭が、それぞれあいさつした。出席者が司会の合図でいっせいにくわを入れると、六甲アイランド高校吹奏楽部の生徒らがファンファーレを演奏した。

 六甲アイランドとポートアイランドの2つの人工島をつなぐ工事になる。神戸港の航路をまたぐため、橋梁の桁下が66メートル、支柱間が約600メートルという巨大な橋などを建設する計画だ。

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