カルナバイオが連日の大幅安 今期の最終赤字幅が拡大、マイルストーン収入ずれ

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 21日の東京株式市場ではカルナバイオサイエンス(4572)が連日の大幅安。終値は前日比93円(9.36%)安の901円になった。1000円の節目割れで売りが膨らんだ前日に続いて下げ幅を拡大し、5日続落。前日大引け後に2018年12月期の連結最終損益が12億円の赤字(前期は7億3700万円の赤字)になる見通しを発表した。従来予想である7億5800億円から赤字幅が拡大するのを嫌気した売りが膨らんだようだ。

 売上高と営業利益もそれぞれ下方修正した。創薬事業の売上高は4億4000万円を見込んだが、臨床試験が当初の見込みから遅れたのが影響した。「SRA141」という物質で、新薬開発の進捗度合いに応じて受け取る報奨金は、大腸がんを対象にした第1相試験で、患者に投与が始まると約4億4000万円を受け取ることになっている。この収入が来期にずれ込む見通しになったとしている。このため売上高が想定通り伸びず、赤字の拡大につながった。

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