神戸観光局が会員総会 尾山会長「ヴィッセル見る関東からのプログラム作成中」
- 2018/12/19
- 23:17
神戸観光局は19日午後、設立1周年を20日に控えて会員総会を開催した。あいさつした尾山基会長(アシックス会長CEO=最高経営責任者=顔写真)は、神戸観光局として「(サッカーJ1の)ヴィッセル神戸の試合を見るために関東方面から来てもらうプログラムを現在作成中」と明らかにした。元ドイツ代表のポドルスキ選手や、元スペイン代表のイニエスタ選手ら世界的な著名選手の相次ぐ加入で話題になっているヴィッセル神戸に関心が集まっているのを機に、国内の観戦旅行(スポーツツーリズム)も積極的に誘客する構えだ。
このほか尾山氏は、この1年間の神戸観光局の取り組みや、2019〜21年に相次ぐスポーツの大型イベントに対する取り組みを紹介。そのうえで、2025年に大阪市で開催が決まった国際博覧会(万博)にも触れた。尾山氏が会場予定地の舞洲(大阪市此花区)を訪れると「目の前に見えるのが西宮浜や六甲アイランド、左側にはポートアイランド」という。神戸市の久元喜造市長がかねて指摘する海上ルートでの近さを「この目で確認している」とあって、海上輸送の実現に向けた「体制も検討していきたい」と話していた。
続いて、あいさつした久元市長は、神戸には「あまりにも素晴らしいものがたくさんあるから、どこに焦点を絞るかというのは期限を切った戦略が必要」と指摘。そのうえで「神戸のライフスタイルを(観光客に)楽しんでもらう中には『食』が含まれる。食都神戸構想も、みなさまのご支援のもとに進めていきたい」と話した。
総会では、神戸観光局でマーケティングディレクターを務める佐藤敏亨氏が「神戸観光局・現状と今後について」をテーマに、神戸観光局が取り組む訪日客誘致の方針などについて解説。さらに会員企業・団体である六甲山観光(神戸市灘区)、神戸ユニバーサルツーリズムセンター(神戸市中央区)、神戸・元町インバウンド協議会(同)、竹中大工道具館(同)、菊正宗酒造(神戸市東灘区)が、それぞれ訪日客の獲得に向けた最近の取り組みや最近の傾向などについて語った。会場には会員企業の代表や担当者ら、100人超が集まった。(写真は会場の様子)
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