阪神高速湾岸線、延伸部の長大橋は斜張橋に 世界最大の連続斜張橋案も

20181216連続斜張橋

 国土交通省の近畿地方整備局と阪神高速道路(大阪市北区)は、今月下旬に着工する阪神高速湾岸線の延伸部(大阪湾岸道路西伸部)の一部になる2つの長大橋について、いずれも斜張橋で整備する方針がまとまったと発表した。六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ道路橋は、3本以上の主塔が連続する斜張橋としては世界最大になる案が主力だ(上の図=発表資料より)。大型船が通過する航路の上を通ることから、長大橋の建設で大型船の通行する高さや航路幅を確保する。

 学識経験者らによる大阪湾岸道路西伸部の技術検討委員会(委員長・藤野陽三・横浜国立大学上席特別教授)が中間とりまとめを実施した。長大橋は六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ橋と、ポートアイランドと和田岬を結ぶ橋の2カ所になる。明石海峡大橋のような吊り橋は、経済性の問題に加え、吊り橋のメーンケーブルを固定するアンカレイジ(橋台)沈下のリスクもあり案から除外した。
20181216和田岬1主塔斜張橋
 六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ橋は連続斜張橋の案を軸に、途中に高架橋をはさむ単独斜張橋を2つにする案と比較する。ポートアイランドと和田岬を結ぶ橋は、和田岬側に世界最大の主塔1本を設ける案(2枚目の図=同)を軸に、2主塔斜張橋と比較検討する。

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