神戸ファッションコンテスト、海外留学の5人が決まる 「特選」で仏・伊・英に

KFC2018特選受賞者

 神戸ファッション協会(神戸市中央区)が1日まで神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で開催した「第45回神戸ファッションコンテスト」で、海外留学の権利を得た5人が決まった(写真=神戸ファッション協会提供)。「特選」に選ばれた5人は岡本将宗さん、加藤大地さん、江上千晴さん、佐藤百華さん、原島絵美さん。フランス、イタリア、英国の服飾デザインにかかわる学校に来秋から留学できる。

 11月30日と12月1日に開いた最終審査会では、プレゼンテーションと実際にモデルが服を着て歩くランウェイで審査した。11月30日のプレゼンテーションでは、デザイナーである応募者が審査員に自らデザインをアピール。12月1日は実際にモデルが服を着て歩くランウェーでの公開審査とした。創造性、独創性、時代性、テクニック、ランウェーの5つの観点から採点して得点を競った。

 特選の5人は、岡本さんが仏パリ・クチュール組合学校、加藤さんが仏エスモードパリ、江上さんが伊アカデミア・コストゥーメ・エ・モーダ、佐藤さんと原島さんが英ノッティンガム芸術大学に、それぞれ1年間、留学する権利が与えられた。審査員はヨウジヨーロッパ社長やイッセイミヤケ・ヨーロッパ社社長を歴任した齋藤統AECC社長を審査員長に、国内3人と留学の受け入れ先である学校からの4人と合計7人が務めた。

 神戸ファッションコンテストは1974年に始まり、毎年開催している。前年の神戸ファッション都市宣言がきっかけになった。1999年からは海外留学の支援事業としても実施し、2017年の受賞者までで115人の留学者を送り出した。今回は7月13日までの1カ月間に作品を募集し、291点(97人)の応募があった。7月20日の書類審査で選んだ15人が最終審査に進んでいた。

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