エアバスヘリ、神戸空港の格納庫を増築 中型ヘリを最大40機を格納

 欧州の航空機大手エアバス傘下のエアバス・ヘリコプターズ・ジャパン(東京都港区)は29日、神戸空港事業所(神戸市中央区)で格納庫を増築すると発表した。国内唯一で、アジア地域の点検・修理拠点である神戸空港事業所では現在、最大25機の中型ヘリコプターを格納できる格納庫がある。これを増床して40機まで格納できるようにする。2019年6月に着工し、11月に完成する計画だ。

 ヘリコプターの需要拡大に対応し、アフターサービスの体制を強化するのがねらい。エアバスヘリが使用する神戸空港内の面積は1万9685平方メートルになり、現在に比べて約4割増加。神戸空港では最大のテナントになる。新たに使用する場所は、国内各地の空港内で施設管理などを手がける空港施設が神戸市から土地を取得、賃借して施設を建設。これをエアバスヘリが使用する。

 エアバスヘリは、前身の旧野崎産業が1961年に日本で初めてヘリコプターを旧三ツ矢航空(現東邦航空)に販売して以来、日本の顧客に440機を引き渡した。2012年4月に国内の拠点を大阪国際(伊丹)空港から神戸空港に移して施設を拡充。神戸空港事業所ではヘリコプターの整備や点検などに加え、操縦士や整備士のトレーニングなども手がける。

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