ノザワの今期、純利益一転の4%減に下方修正 物流費や原材料価格の上昇で

20181109ノザワ業績修正グラフ

 ノザワは9日、2019年3月期の連結純利益が前期比4%減の18億円になる見通しだと発表した。従来予想である22%増の23億円から下方修正し、一転の減益見通しになった。主力の押出成形セメント板「アスロック」の販売は順調だが、物流費や原材料価格の上昇がコスト増につながり、利益を圧迫する。営業利益も微増の27億円になる見通しと、従来予想の33億円から下方修正した。

 売上高は前期比5%増の233億円になる見込みと、従来予想を据え置いた。足元の販売も順調のうえ、下期の販売も当初予想通り推移する見通しという。4〜9月期のアスロックの売上高は81億200万円と、前年同期比10%増だった。アスロックを含む押出成形セメント板関連合計では9%増の93億円になった。19年3月期末に前期据え置きの45円(中間なし)を配当する計画も維持した。

 同時に発表した2018年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比6%減の9億4300万円だった。従来予想は11億円だった。アスロックなどの販売が順調で増収を確保したが、原材料費、物流費、人件費の増加が逆風になった。売上高は10%増の119億円と従来予想(112億円)をやや上回った。営業利益は5%減の13億円だった。

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