神鋼環境の4〜9月期、最終赤字3億2100万円 水処理関連事業で損失

20181029神鋼環境決算グラフ

 神鋼環境ソリューションが29日発表した2018年4〜9月期の連結決算は、最終損益が3億2100万円の赤字(前年同期は4400万円の黒字)になった。水処理関連事業で12億円の損失を計上したのが響いた。案件構成の変化や、一部の案件でコストアップがあったという。営業損益は4億1600万円の赤字(前年同期は1億2200万円の黒字)だった。

 売上高は16%増の339億円。廃棄物処理関連事業で工事が進み、前年同期に比べ売上高の計上が増えた。一方で、化学・食品関連事業では引き渡しが順調で売上高の計上が増加した。水処理事業は前年同期並みだった。9月末時点の受注残高は95億円と、前年の同じ時期に比べて11%減少した。

 ただ同社は官公庁からの受注が占める割合が相対的に大きいことなどもあり、1〜3月期に工事が完成し、大きく売上高を計上するケースが多い。このため19年3月期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比14%減の22億円を見込む。IHI子会社の廃棄物処理施設を19年1月1日付で統合する影響については「精査中」といい、業績予想には含んでいないとしている。

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