フジッコ株が急伸、10%上昇 4〜9月期決算発表で材料出尽くし感か

20180823神戸株アイコン

 29日の東京株式市場ではフジッコ(2908)が急伸。終値は前週末比226円(10.43%)高の2393円まで上昇した。東証1部の値上がり率ランキングで6位。年初来安値の2150円で寄り付いたが、午後1時に2018年4〜9月期の連結決算を発表すると急速に下げ渋り、上げに転じた。このところ足元の収益下振れ懸念から売りが先行していたが、4〜9月期決算の発表で材料出尽くし感から買い戻しなどが入ったとみられる。

 7月の豪雨や9月の台風などで、スーパーなど小売店の臨時休業が相次いだ。4〜9月期の売上高と営業利益は従来予想をやや下回ったが、意外に健闘したとの見方もあったようだ。戻り高値の2421円を付けた9月27日以来の高値水準で、過去1カ月間の下げを帳消しにした。ただ2400円台では8月31日にも押し戻される展開になっている。一段の上昇につながるか、株価が正念場を迎えたともいえそう。

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