六甲アイランドのコンテナ火災を鎮火 高潮被害の9月5日に発火

20181026荷主によるマグネシウム混合物を書き出す作業

 神戸市は26日、台風21号による高潮被害があった9月5日未明に六甲アイランドのコンテナターミナル「RC2」(神戸市東灘区)で発生した火災が、出火から52日目である26日早朝に鎮火したと発表した。20フィートコンテナ5基と、40フィートコンテナ12基が燃えた。20フィートコンテナのうち3基には、マグネシウム混合物が入っていた。火災による死傷者や付近の住民への影響はなかった。損害額や詳しい出火原因は調査中という。

 現時点では、高潮によってコンテナに収められていたマグネシウム混合物が海水など水分に反応し、出火につながったとみられている。燃焼しているマグネシウム混合物は水で消化できないため、9月5日の火災発生直後から、民間防災機関の海上災害防止センター(横浜市西区)に東灘消防署が協力を依頼。乾燥砂をおおいかぶせる方法で消火を進めた。

 9月11日にはマグネシウム混合物以外のコンテナ火災を消化。その後はコンテナ内部からマグネシウム混合物を荷主らが重機でかき出し、砂を混ぜて安定化させる作業が続いていた(写真=神戸市提供)。安定化を確認できたマグネシウム混合物は1トン袋に小分けして回収。10月26日朝に、マグネシウム混合物の完全な安定化を東灘消防署が確認し、鎮火とした。

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