石原ケミの4〜9月期、純利益43%増 めっき液が好調、従来予想から上振れ

20181026石原ケミカル決算グラフ

 石原ケミカルが26日発表した2018年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比43%増の7億400万円だった。前年同期に実施した公募増資に関する営業外の費用がなくなったほか、投資有価証券の売却益が利益を押し上げた。電子部品向けめっき液も好調で増収も寄与した。純利益は従来予想である19%増の5億9000万円を大幅に上回った。

 売上高は8%増の82億円、営業利益は40%増の9億2800万円だった。スマートフォン関連の需要回復などで、利益率の高い主力の「ウエハーバンプめっき液」の需要が伸びた。国内外のタッチパネルメーカー向け機器販売で、大口の需要があったのも追い風。自動車向けエアコン洗浄剤の販売も引き続き堅調だった。

 2019年3月期の連結業績予想は、従来予想を据え置いた。純利益は前期比18%増の10億円を見込む。9月までの進捗率は66%に達しているが、自動車向けは上期に収益が偏りやすいほか、タッチパネルメーカー向け機器販売の需要が継続するか見通しづらいためとしている。

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