英ワイヤ金具のグリップル、神戸に日本法人本社を開設 「誘致に熱意」

 ワイヤ接続金具「グリップル」を設計製造する英グリップル(シェフィールド)の日本法人であるグリップルジャパンが10月1日付で、神戸市兵庫区に本社を開設した。同社の日本法人は、ワイヤなどの建設資材を輸入販売するほか、日本での顧客ニーズに合った製品の開発も手がける。「外国・外資系企業等オフィス賃料補助金」で支援する神戸市が23日に発表した。

 新たに開設した本社では、通常の本社機能に加えて製品開発や顧客向けのデモンストレーションなどと同時に、製品を保管する機能も備える。これまでも代理店経由で国内顧客にグリップルを販売してきたが、今後はグリップルとワイヤロープを使った独自工法の普及もめざす。電気工事などでの落下防止や転倒防止の工法として英国に加え、米国やドイツなどで利用されているという。

 グリップルジャパンの牧野貴浩代表取締役は、本社を神戸市に開設した理由について「これまで進出した各国では地方都市で実績を積んで、徐々に全国へと浸透させてきた実績があり、日本でも東京以外の都市で拠点を検討していた」と説明。そのうえで「本社開設に向けて親身に助言してくれるなど、神戸市やジェトロ神戸の誘致に熱意を感じた」と話していた。神戸経済ニュースの取材に対して答えた。

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