アシックス、イニエスタ選手と契約 尾山会長「サッカービジネス拡大に再挑戦」
- 2018/10/22
- 14:49
アシックスは22日、サッカーJ1ヴィッセル神戸で元スペイン代表のスター選手であるアンドレス・イニエスタ選手(写真=アシックス提供)とアドバイザリー契約を結んだと発表した。同選手とともに東京都内で記者会見したアシックスの尾山基会長CEOが、イニエスタ選手との契約をきっかけにサッカー事業を再び強化する方針を示した。イニエスタ選手はスパイクシューズなどアシックス製品に助言するほか、広告への出演など販促活動に協力する。
尾山氏は「今後イニエスタ選手とともに、日本だけでなく、中国やASEAN(東南アジア諸国連合)含めアジア、そして世界でのアシックスフットボール(サッカー)の存在感を高め、グローバルでサッカービジネスの拡大に再度挑戦していく」と説明した。同社のサッカー関連事業は現在、スポーツ用品世界大手の独アディダスなどに水を開けられている。ただ今回はイニエスタ選手との契約を、世界首位である米ナイキから奪った形になった。
第1弾としてアシックスは、イニエスタ選手に提供するスパイクシューズと同じカラーの製品を11月23日に直営店などで発売。11月3日から一部店舗で先行予約を受け付ける。白を基調に、ラインとヒール(かかと)にはヴィッセル神戸のチームカラーである「クリムゾンレッド」を採用した。ネット通販サイトの楽天市場に開設したヴィッセル神戸の公式グッズショップでも取り扱う予定だ。メーカー希望小売価格は1万8000円(税別)とした。
イニエスタ選手は記者会見で、アシックスとの契約について「素材や技術などあらゆる面で、サッカー選手のプレイを手助けできるようなシューズを開発するプロジェクトに関われるということで決意した」と話した。加えて「アシックスとともに踏み出した一歩は喜ばしいととも、ナイキからアシックスへの変化という点に大きな責任も感じている」と語り、アシックスとのシューズの企画に意欲を語った。
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