神戸市、追加で91億円の補正予算案 台風21号の被害対策など

 神戸市は11日、一般会計に特別会計と企業会計を合わせた全会計で91億8800万円になる2018年度10月補正予算案を発表した。9月補正予算で手当していなかった台風21号による港湾施設を中心とした被害の復旧や、高潮浸水対策に向けた調査の費用に充てる。神戸市は11日に、補正予算案を神戸市議会に提出した。

 港湾施設などの災害復旧費用が82億1100万円を占める。荷さばき地や上屋、荷役機械などが高潮などの影響で損傷したのを受けて、復旧のための工事費用などを計上する。このほか道路や公園といった土木施設、漁港や六甲山牧場など農林漁業施設、学校や文化財、消防施設の復旧費用も盛り込む。高潮浸水対策の調査費用は2億円を計上した。

 神戸市の予算額は今回の補正によって、一般会計で7850億円と当初予算(7784億円)に比べ約0.8%増加する。全会計ベースでは1兆7741億円と、当初予算(1兆7565億円)比で1.0%の増加だ。

 増加する事業費91億8800万円の財源は、国庫支出金が55億7700万円、神戸市債の発行で33億8800万円、県支出金が1100万円、その他・特定財源が2億1200万円。すべて市税などの一般財源以外の財源でまかなう予定だ。


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